そして海外移住後の私達家族
2016/09/25
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思い立って過去話を書いてます。こんなに長くなるはずじゃなかったんですが(^^;)
よろしければ、過去話から読んで下さい♪
さて、私の中学卒業を待ってこの国へ海外移住を果たした私達家族ですが、現実はやっぱりそんなに甘いものではありませんでした。父の弟、私の叔父ですが、30年以上前に既に海外移住をし、夫婦でがむしゃらに働いてその頃にはかなり良い生活をしていました。
外国映画に出てくるような、大きい2階建ての家。広い庭。レストランを2軒経営し、実際に私達の移民のスポンサーとなるため弁護士を雇い、その費用なども全て出してくれたらしいです。
が、私達家族が移民するほんの少し前から国が少しずつ不景気になり、叔父もレストランを手放し、規模の小さい別の事業を始める事になります。叔父のレストランの1つを任されるつもり、甘い考えでいた私の父も、よかったのは最初の半年だけで、レストランを手放す事になった後は自分で仕事を探してきて生活しなくてはならなくなりました。叔父の新しい小さい事業は、父を雇えるほど大きくなかったので。
そして、叔父のつての紹介で、私の両親も仕事を見つけ、働き始めます。 叔父家族のいる市から車で3時間ほど離れた市に引越し、知り合いもいない土地で私達家族の生活が落ち着きました。
これで、夫婦2人で働き、しばらく頑張ればこの国での生活にも慣れ、落ち着いた生活が出来たと思うんですけどね。でも…ダメ親父ですから(^^;) このままでは終わりません。
この国に来てしばらく叔父家族の生活ぶりを見た父、自分もどうしてもマイホームが欲しくなってしまったらしく。仕事を紹介してもらい、引っ越す事が決まった時点で、アパートを借りるのではなく、家を買ってしまいました。母や叔父や仕事を紹介してくれた人なんかにはかなり反対されたらしいのですが、聞く耳もたず。
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考えてみれば、本当に無謀ですよね、まだその土地どころか国にも慣れておらず、仕事も決まったばかりで家を買うなんて。そして、普通だったら住宅ローンなんて借りれないと思うんですけど、じいちゃんが母に残してくれたお金があったので、それをほとんど頭金につぎ込んでローンを借りれたらしいです。
その頃、ローンの金利、13%(^^;) 借りてるお金はすごーく少なくても、金利が高くて、毎月の返済が大変でした。勉強不足で物知らずで高い買い物をするからです。
夫婦で働いても、給料のほとんどを住宅ローンの支払いに充てる生活。毎日カツカツで、そんな生活が長く続くわけはないですよね。結局、買って数年で両親は自己破産し、家は銀行へ。
日本から持ってきたお金も父の我がままで買った家も全部無くしたのでした… 私の高校時代です。
続く
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