3度目の家を購入 その4-家を購入した次の日に、会社が1,500人のリストラを発表。
2016/09/25
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ドリームホームを購入する際に、相手側の悪徳不動産エージェントのせいで精神的ローラーコースターを味わってすったもんだしてた訳ですが、何とか仮契約を済ませた次の日に今度は会社からショッキングなニュースが。
社員に発表がある前に、新聞のニュースに私と主人が働いている会社が1,500人の人員整理を行う事を発表したと載ったらしく、朝からそのニュースのリンクがメールで回ってきました。それが木曜日。その後部署の副社長から緊急会議の呼び出しがあり説明があったのですが、今回のこのリストラは全部署が対象らしく、私が勤めるファイナンス部門も、副社長率いる80数人のうちから12人が職を失う事になると。そして誰が対象になるかは2週間後の水曜日に発表があるとの事でした。
この2週間って...なんなんだ?
主人は同じ会社のオペレーション部門に勤めていますが、やはり同じ日の木曜日に彼の部門の副社長からリストラ宣言があったのですが、次の日にはもうリストラ対象になってしまった人には連絡があったらしく、月曜日にはすべて終了したのでもう通常に戻りますと副社長からの会議でこの件は終了。
友達が働いているマーケティング部門も、月曜日には99%終了しましたと通達があったりで結構他はあっという間に動きがあるのに、私達の部署は2週間後にって...これって、蛇の生殺しって言うの(笑)なんで発表しておいて待たせるのかねえ、だって、きっともう対象者は決まってるんですよね??
もちろんこの2週間、私の部署があるフロアの雰囲気はめっちゃ悪かったです。週2日しか出勤してませんが、至る所で別の部署の誰が今週末で終わりだの、あそこの部署は全体がアウトソーシングされただの話してる声が聞こえてくるし。
そして、同じ副社長の傘下の別の部署の女の人がキッチンで泣いてて、あれ、なんで?まだ2週間経ってないのに、もうなんか悪いニュースあったのって聞いたら、もう自分がリストラされるんじゃないかって不安で不安でって言ってたり。かと思ったら今度は座ってる席の後ろの方からすすり泣きや鼻をかむ音が聞こえてきたり。皆顔つきも暗くて、会って話しても話題はリストラ関係でもちきりで。
私は...別に私は大丈夫だわ、とか、私が選ばれるんじゃないかとか、そういう焦る気持ちはなかったんですが、逆にこのタイミングの良さというか、家を買った次の日っていうのがどうも私に与えられた運命なんじゃないかと心に引っかかりました。
と言うのも、この家購入は私達夫婦にとって住宅ローンをがっつりと減らすチャンスだったんです。次の家を見た親戚や友達は皆信じられない!って言うんですが、購入した次の家の方が今住んでる家よりも価値が安いので、今回の買い替えで現在ある4千万円近い住宅ローンを、半分とまではいかなくても2,500万円くらいまでに減らせる目処がついた次の日に、会社がリストラ宣言。
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そして私の働いてる会社はリストラ時に解雇手当が出るんですが、その金額がかなりいい事で有名です。勤務年数1年につき給料1ヶ月分に換算されて手当てが出るんですが、もし私がリストラされたら、15年勤務なので15か月分の解雇手当が支給されて、私の場合1千万円は確実に貰える事になります。
税金を払っても700万円くらいは手元に残る計算になり、それを住宅ローンの返済に充てたとして、残り1,800万円。これだったら、今ある老後貯金を崩して一括払いでローン完済できる金額です。って事は、主人さえ働いていれば難なく生活していける訳で、これって...
念願の家を手に入れたんだから、専業主婦になって家のプールでのんびり過ごせって神様から与えられる運命なんだろうかってちょっと本気で考えてました(笑)温水だから4月頃から11月まで遊べるし、後は庭のデッキでデロンギで淹れたコーヒー飲みながら森林浴。
まあ主人に言ったら本気で呆れられましたけどね。「これってさ、タイミング的に絶対私なんじゃないかと思うわけよ。もう家でのんびりしろって事なんじゃないかなあ」って。3ヶ月で厭きるだろうねって言われたけど。
結局、2週間後にまた会議室に皆集まり、副社長から「対象になった人には全員今朝連絡が行きました。私達の部署はこれでリストラ終了です。」と聞いた時は、なんか複雑な何とも言えない気分になりました。やはり仕事は好きだから自分が対象にならなかった事にホッとした気持はもちろんあり、でももしかしたらそうなったらそうなったでも冷静に受け入れる気持ちというか覚悟も出来てたのかな...でもそれも、1千万円貰える事が分かってるからこそ言えるセリフであり、逆に私じゃなくて主人だったらと考えたら(奴は出戻りなので今年が1年目)やはり2人共今回リストラに引っかからなかった事に感謝です。
本当に、日本行きを数週間前に控え、今年ももう少しで終わるって時にいきなり色々起こる年になりました。そして、私達にはまだ最後に1番大事な、今の家を売らなきゃいけないという課題が残っていました...次回に続きます。
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