昔の同僚にバッタリ…で、しばし過去を振り返る
2016/09/25
スポンサーリンク
私、今では月に10日しか出勤しないんですが、最近は朝出勤した後に自分の部署がある階からほとんど出る事がありません。オフィスは、18階建てのビルが3棟ありロビーで連結されていて、その3つのビルのどこかに2千人程の社員が色々いたのですが(カスタマーサービスで働く人達はビル1の3階から12階、マーケティング部はビル2の8階と9階、ITはビル3の4階から10階、など)でも会社が自宅勤務の方針を取り出してからは、3つのビルの1つを賃貸に出し、散らばっていた部署を2つのビルに収め、それでも結構スペースが余ってきてる感じです。
以前は会議が色々なビルの階の会議室であったので、1時間毎に3つのビルの会議室を渡り歩くのが当たり前だったのですが、今では会議もオンラインで電話会議が主流になりました。その上各階にキッチンもトイレもコーヒー販売機もついているので、弁当を持って行くと本当に出社から退社まで自分の階にいて、会社の中を歩くのは、地下の駐車場に行く時だけ。
それが当たり前になった今、自分の階にいる人達以外の顔を見ることが滅多になくなったのですが、先日久しぶりに昔の部署の同僚にばったりロビーで会いました。あまりに久しぶりすぎて、思わず15分くらい話してしまいました。不思議ですよね…当時はそんなにすごく仲良かった訳でもないのに、しばらく合わないとなんか懐かしくて、話が弾む、弾む(笑)
私、今の会社は勤めて13年目になり、今の部署には丸8年います。この昔の同僚は、今の専門職に移る前に4年ほどいた前の部署の時の同僚です。
私が13年前にこの会社に来たきっかけは、2ヶ月の短期の契約社員の仕事でした。またその頃もこの会社ではシステムのベンダーの変更をやっており(笑)古いシステムから新しいシステムに変更してる時期で、その際に沢山出てきた情報処理の為に雇われました。時給1,350円!前にいた会社を辞め(そこも契約社員で時給1,200円、事務とデータ入力の仕事でした)ITの専門学校に1年間行き卒業し、資格を取り、さあIT系の仕事がしたいって片っ端から履歴書を送りまくってたのに経験がないから全然採用されなくて、どうなるのかな~って思ってた矢先に見つかった短期の仕事でした。卒業して2ヶ月経ってて、このまま就職できなかったらどうしよう…って焦っていたので、本当にすごーくうれしかったのを覚えてます。
2ヶ月の短期契約のはずでしたが、入って3週間目に当時の担当上司から、仕事ぶりが気に入ったから長くいる気はないかと声をかけて頂き、契約終了後にパートタイムの正社員になりました。ボーナスや有給休暇など待遇がフルタイム正社員には少し劣るけど、フルタイムの時間を頂き、時給1500円でカスタマーサービスのサポートの仕事をしました。彼は、その時に一緒に正社員になった仲間です。
スポンサーリンク
その2年後にも一緒にフルタイムの正社員になりました…丁度10年前。正社員になった初の年収は、295万円プラスボーナス30万円でした。当時のカスタマーサービスのサポートの仕事は、組合に入っていたのでレベル毎に同僚みんな同じ給料でした。テストを受け昇格するか、組合の働きかけでみんな一緒に年収がちょっと上がるか。なので、お金の話は結構みんなあっけらかんとしてましたね…分からない事は明細を見せ合いながらみんなで話してたし(笑)
その後また2年間同じ部署で私も彼も同時期に一緒に勉強してテストを受け昇格し、年収410万頂いてた頃、私はやはり勉強して資格まで取ったITの仕事がしたいという思いが忘れられず、今の部署に空きが出た時に履歴書を出して今の上司に拾ってもらい、専門職への道が開きました。4年間働かせてもらった前の部署を離れる時、同僚は確か20人ほどいましたが、今では当時の同僚で会社に残っているのは5,6人だそうです。
彼と、あの人はどうしてるの、じゃああの人は元気、あんたは今何やってるの…なんて色々話しながら、奴がいきなり、「自分はあんまり変わってないよ~、今もこのカスタマーサービスのこの部署にいるけど、年収は相変わらず450万だし」って、いきなり自分の年収言うか!(笑)まあ、組合に入ってるから、みんな一緒の給料だからね…確かにみんな知ってて当たり前って平気な感はあるんだろうけど。
私がもし8年前のあの時、今の部署に申し込まなかったら…上司が他の人を選んでいたら…今も私は前の部署にい続け、年収は450万だったのかもしれません。前の仕事は完全シフト制で、タイムカードみたいので時間を区切り、シフトの間だけ仕事をし、時間が終わったらもう仕事はおさらば、何も考えることなし、家に仕事を持ち込む事もなし、休日も完全に自分のもの。
今の私は、年収こそ2倍近くもらってますが、5時過ぎても会社から持たされてるスマホで仕事メールをチェックし、何かトラブル発生すると夜、週末関係なく処理に終われ、プロジェクト納期前は残業だらけ、今日だって土曜日なのに朝から残業。子供がいなかった頃は楽しくて仕方なかったこの仕事、今は波があってどどーんと落ちる時は現実逃避に陥ります。
彼、前と全然変わってなかったな。彼の目には、疲れ果てて老け込んで余裕がない私が映ってたんだろうか。今は残業だらけで心がかなり弱気になってるからかもしれませんが、ちょっとだけ、前の仕事のままだった場合の私の今の人生を考えてしまいました…こんな事考えても仕方ないんですけどね…これも現実逃避か(^^;)
スポンサーリンク