海外で生きてる私の暮らしと家計簿

生まれ育った日本を離れ、外国で暮らす私と家族の日々の暮らし、仕事、旅行、家計管理の事など綴ります。

海外で働くー私が今の仕事をするようになったきっかけ、完結編

      2016/09/25

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恐ろしいくらいにシリーズ化してしまいました...今日が最後です。

だって、完結編の後はもうないし(笑)

以前の記事がまだな方は、こちらからどうぞ♪

海外で働く-私が今の仕事をするようになったきっかけ、前編
海外で働く-私が今の仕事をするようになったきっかけ、中編
海外で働く-私が今の仕事をするようになったきっかけ、後編
海外で働くー私が今の仕事をするようになったきっかけ、続・後編

さて、ITの専門学校に9ヶ月間の集中フルタイムで、オラクル認定資格(日本ではオラクルマスターと言うそうです)のアプリケーション開発のコースを取る事にした私。実際のコースの名前は、Eコマースプログラマーデベロッパーディプロマという何とも長い名前でした。

もちろんオラクル認定のクラスのみではなく、色々な基礎のクラスもちりばめられてました。

初めて本格的に習うIT関係のクラス、毎日楽しくて、9ヶ月はアッと言う間に過ぎました。朝9時からのクラスに間に合うよう、朝ごはんを食べ、おにぎりを作って学校に行き、3時にクラスが終わってもそのまま校舎は開放されていたので、閉まる夜9時まで毎晩のように残って復習をしたり、宿題やプロジェクトをしたり。そして家に帰っても教科書を読み続けました。

習ったコースは、これ↓

1つだけ、やばーい成績のパス出来なかったクラスがあります(笑)ウィンドウズのNTサーバー。ネットワーク系はもう全くさっぱりで、後LANやUNIXも良くなかったわ。

でもプログラミングのコースが始まると、もうパズルのピースを繋げるように、楽しくて、楽しくて。夢の中でも色々コードを考えていて、朝方に起きて、「それだ!」とか(笑)

9ヶ月間と勉強する時間が限られていたので、やってみてちょっとピンと来ないものはどんどん諦め、その代わりがんがん頭に入ってくる科目のみ集中して勉強していたので、それが思いっきり成績にも現れています(^^;)

オラクルのコースが1つ終わる度に認定資格の勉強をし、試験を1つずつ受けていきました。5段階の試験になっており、3つ目で1度落ちたけど、後の4つは無事に一発合格で、学校を卒業する1ヶ月前に日本のオラクルマスターでいう所のアプリケーション開発のゴールド資格を無事取得しました♪ 私が資格を取った時は6iだったけど、今は9iだそうです...時代の流れを感じますな(笑)

学校でも、在籍中に資格を取ったのは私が初めてだったそうで...卒業式で紹介され拍手を頂きました(照)

さあ、これで専門学校卒業したし、資格は取ったし、次は待ちに待った仕事探し!と意気込みますが、現実はそんなに甘いものではなかったです。

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張り切って履歴書を用意し、色々な会社やIT系を専門にしている派遣会社などに次々応募しますが...全く見向きもされませんでした。確かにこういう資格って、元々仕事で使っている経験者がスキルアップなどに取るような資格で、在学中に資格だけ取っても実際の経験ゼロの私を雇ってくれる所なんてありませんでした。

車を今まで1度も運転した事ないのに、運転免許を机の上で一生懸命勉強して取ったから、いきなり大型トラックを運転して長距離走る仕事をしたいっていうような感じ?

100通以上履歴書を送り続け、何処からも全く返事がない現実と向き合いながら、これからどうしようか、どうしたらいいんだろうと焦り始めました。

その頃の主人は...テレコム関係の会社にて1年ほどコールセンターのカスタマーサービスの仕事をした後、同じ会社の別の部署に応募して今度はエクセルを使いレポートを作るアナリストに転職していました。奴は、もう学校に行ってクラスを取る事はせず、私が学校から指定で買った教科書や友達から借りてきた参考書などで自習しながら、いつの間にかエクセルとアクセスを楽々使いこなすように。

そして私が卒業してしばらく経った頃、主人が「そう言えば今、コールセンターのサポートでデータ入力や事務の短期社員を募集してるらしいよ。もし気が向いたら応募してみれば?」と。

いつまでも学校で習った事や資格にこだわって仕事を探そうとしても無理だ、また以前と同じような仕事だけど、頑張ればいつか道は開けるかもしれない。何よりこのまま仕事もせず家にいるだけでは、前の会社を辞めてまで学校に戻った意味がない。とりあえず動こうと思い、主人の働く会社に履歴書を送ってみました。

待つ事2週間、面接の電話がかかってきて20分程話した後、じゃあ明日来社できますかと聞かれ。

行きますと言って次の日に正式に面接。会社のシステムを新しくしている最中で、データ処理と入力などがメインで2ヶ月の短期の仕事ですよ、と。時給1,350円。短期の仕事だからか、その場であっさり決まり、今からでもちょっと働いて行きますかなんて言われましたが、とりあえず次の日から始める事になりました。卒業して2ヶ月経ってました。

短期社員でデータ処理の仕事を始めて3週間過ぎた頃、上司に呼ばれ、働きぶりが気に入ったから長くいる気はないかと言って頂き、パートタイムの正社員になりました。正社員にはパートタイムとフルタイムがあり、優遇が違います。パートタイムは時給制でボーナスや有給休暇はないけど、病欠はあり、保険にも加入できました。

その部署でカスタマーサービスの事務やデータ処理などの仕事をしながら2年間、フルタイム社員と同じ1日7時間、週5日働くパートタイム待遇の正社員として働き、3年目にやっとフルタイムの正社員になりました。

フルタイム正社員になっての初任給、年収295万円。ボーナス10%。有給休暇3週間。その他コンプやベネフィットあり。私は30歳になってました。

やっと夢のフルタイム正社員になれた、でもまだ学校で習った事を全然活かせる仕事が出来てない...卒業してから2年以上が経っていて、あれだけ一生懸命習った事も忘れてしまってました。このままじゃ駄目だと思い、ちょっとずつ他の部署がどんな仕事をしているのか調べ始める事にしました。

色々人に聞いてみたり、上司に将来のキャリアのゴールを聞かれた時も、学校で習った事を活かせる職種にいつか就きたいと伝えて。私は今まで上司に本当に恵まれており、この時の上司も親身になって他の部署とコンタクトを取ってくれ、研修に行かせてもらえたりしました。

そのうちに、今私がいる部署の存在を知り、ここだ!とピンと来ました。次にこの部署に空きが出て、募集がかかったら早速応募しようと待ち構え、毎週社内の人材募集サイトをチェックする日々。

1度募集がかかったので早速応募しましたが、面接ももらえずあっけなく×。断りのメールには、次回応募するまでに、経験を積む様にと書かれてありました。それを上司に見せ、どうしたらいいんだろうと相談したら、「よし、私に任せて!」と。

部署内でスペシャルプロジェクトを企画して、私に部署内でデータベースを作らせてくれると。そのデータベースを使って部署の仕事の一部を管理しましょう!と言ってくれました。

マイクロソフトのアクセスは使った事がなかったので...また夜間に短大のアクセスのイントロコースを取りに通い、9時ー5時の仕事が終わった後も会社に残り、せっせとデータベースを作りました。完成したらそれを上司がもっと上の上司にプレゼンし、今度は別の部署のデータベースも作って欲しいと言われ、他の2部署に借り出されてデータベースを作る日が続きました。

そうこうしているうちに、また私の行きたい部署に空きが出て。今度は絶対にチャンスを逃がしたくないと思い、履歴書を送って応募すると共に、以前断りのメールをくれたその部署の上司にメールを送り、前回アドバイス頂いたとおり、こんな事やこんな事をしていました。経験を積めたと思いますので、今回は面接でお会いできる日を楽しみにしています、と書いて。

そんなメールまで送っておいて、面接にこぎつけられなかったら鬼だわな(笑)幸い、彼女は鬼ではなかったので、無事面接にこぎつけ、テストも受け、2時面接をしてもらい、雇ってもらえました♪ ピース。

学校を卒業してから4年と4ヶ月、今の会社に入って4年2ヶ月が過ぎてました。

そして...今年この部署で10年目を迎えます。

私がこの仕事をするようになるまでのこのすごい執念(怨念か? 笑)は、かなり怖いものがあるなと自分でも思います。途中で現実を受け止めて仕事の夢を諦めようと思ったり、この間に流産も経験して精神的ダメージから立ち直るのに時間がかかったりと色々ありましたが、やっぱり諦めなくてよかったと心から思います。

道は決して楽じゃなかったけど、そしてそれは若い頃、勉強しなくてはいけない時にしない選択をした私に責任はあって、その遅れを取り戻したくて出来る限りの努力をしたつもりでした。でも結果的に私の努力よりは、周りの沢山の人達とのいい出会いや助けがあって成りえた事が本当に多く、そして主人のサポートがなければ絶対1人では無理でした。

もし、もう1度人生を中学生からやり直せるよと神様に言われたら、今度はちゃんと勉強したい。勉強して、遊んで、高校生活や、経験しなかった大学生活を心から楽しんでみたい。でも、今の人生と引き換えにと言われたら、私はやっぱり今の人生を取るだろうな。だって、今幸せだから。うんと若い頃、勉学に励むはずの頃によそ見ばかりして時間を無駄に過ごした後悔は消えませんが、今からでも遅くないかもとまた頑張れば、チャンスは与えられるのかもと思います。

私の子供達には…強制する事はもちろん出来ないけれど、学生生活(勉強も友達との時間も部活や習い事なんかも全て含め)という貴重な限られた時間には、思いっきりそれに没頭して楽しんで欲しい。その為に親として、サポート出来る事は惜しみなくするつもりでいます。よく学び、よく遊び。バランスよく楽しみながら。

あと私は、これからも仕事嫌だー、残業嫌だーって思う時には、あの時の純粋な(笑)気持ちを思い出すようにしようと、この記事を書いてて思ったのでした(^^;)

長々と読んで下さってありがとうございました♪ これにてシリーズ完結です。明日からはまた普通の記事で~。

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