お隣さんとのフェンス問題は、お隣さんじゃなくて金額が問題だった(笑)
2016/09/25
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昨日の記事の続きです。
新しく購入して今住んでいる家には、すでに家のまわりにぐるっと木のフェンスが取り付けてあります。じゃあなんでお隣さんとの1面のみ、やり直さなければいけないのかと言うと、我が家が購入した敷地に沿ってフェンスが立っている訳ではないという事実が発覚したからでした。
前の家のオーナー夫婦、すごく良い人達でよくしてもらったとは思うんだけど、こんな大事な事を契約が全て終わり書類にサインして、後は引き渡し日を待つのみって時になって「ああそう言えばこのフェンスは本当はもっとあっちに立ってなければいけないんだけどね」と、裏庭に立って色々見せてもらっている時にまるで世間話の様に話し出して、もう私達夫婦も不動産エージェントのGさんも目が点。
どういう事かと言うと...まあこの測量図面を見てやって下さい。
私達が購入したのは、赤のペンで囲んである部分の土地と建物です。が、しかし、左側の裏庭のフェンスが、測量通りではなく青い部分に立てられています。何故かと言うと、前のオーナー夫婦と以前のお隣さんで揉めた結果こうなったとか。
売主さんである前のオーナー夫婦はこの場所に28年程住んでいて、初めは左手前の2区部分を所有していたらしいです。でも裏庭がないし家も狭く、子供も小さいしいずれは増築したいと思っていたので、お金をある程度貯めてはまだ人手に渡っていなかった裏の土地と右横の土地を開発会社から次々と買い取って行き、最終的に合計10区分の土地を購入しました。手前の右手部分は私道になっていて、近所の皆も使うので所有から外す事を市に申告して認めてもらい、その分は固定資産税からも外れています。
そしてこのちょっといびつな扇型の様な大きな土地を全て手に入れた際に測量に来て貰った訳なんですが、その時に裏の青い部分にワイヤーのフェンスが立っていて、自分の土地を分けているのに気づいたそうです。もちろんやり直すべく当時左隣に住んでいたらしい、70代のご夫婦にフェンスを自分達が今回購入した部分に沿って立て直しますと言った所、すごく揉めたそうで(驚)
その70代のご夫婦は、茶色の1の部分の土地を所有していて、裏庭にあたる2の部分はそのご夫婦のものではなかったらしい。でも1と2の境にフェンスも立っておらず空き地状態になっていて、2の部分を所有していた開発会社もその土地や周りの未購入の土地をそのまんま放ったらかしにしていたから、このお隣の夫婦が自分達の裏庭としてもうずっと何年も使っていたみたいなんですね。
でも2の部分はあなたたちの所有じゃないでしょと言ってもいやいやもう何年も使っているし今更フェンスを立て直すのは許さないとかなりすったもんだした挙句、結局前のオーナーご夫婦は諦めたそうです。やっぱりお隣同士だし、ここはもう自分達が折れようと。でもスイミングプールを作るのに、ワイヤーの低いフェンスではなく市で定められている基準のフェンスを立てなくてはいけないので、今までワイヤーフェンスがあった場所と同じ場所に木の高いフェンスを立て直したのでした...16年前に。
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今はその揉めた70代のご夫婦はもう住んでおらず、3年前に新しい家族が1の土地を買って引っ越してきたそうです。その際、オーナー夫婦はお隣のその新しい家族に、この青い線と赤い線で出来ている3角形の土地は自分達のだけれど、もうフェンスも立てちゃってるし欲しいなら150万円で売ってあげようかと持ちかけたそうなんですが、新しい家族はその当時お金がないから少し待ってくれと言い、結局そのまんま。
そしてそのまま何事もなくフェンスは相変わらず青い部分に立っていて、数年前に遺産を相続したからと一気に母屋を横に長く増築し、そしてそれを私達が今回買ってしまったという(笑)
オーナー夫婦は、お隣さんに売りなよ、どうせこんだけ土地があるんだからこんな小さな三角形いらないでしょ~なんて笑ってましたが、後からGさんに「絶対、絶対売っちゃ駄目だからね!引き渡しが済んだら早速フェンスをやり直しなさいよ!」と口をすっぱくして言われました。
確かにね、図面で見る限りでは確かに小さい三角形ですが...
この部分だけでも278㎡、坪にして84坪もあるんです。3千スクエアフィートです。家1軒建てられる広さじゃないか~!それを150万円で売るだなんて、とんでもないわってGさんは憤慨してました。
私と主人は...もうこの件でお隣さんと話をするのが憂鬱で、憂鬱で(笑)どうやって切り出そう、いやその前に引越してきた挨拶もしなきゃいけないよね、ああ日本だと菓子折りとか持って挨拶行くけど、何か手土産持って行く?なんて話しながら、雪が溶けてフェンスやろうと思いますって時になったら話しに行こうねと言っていて、そしてやっと2週間前にやっとお隣さんと初めて会いました。
いやいや、いい人達でね(笑)私達と同じ年代の、ヨーロッパ系の移民家族で。
3年前に引っ越してきた時に裏庭の2の部分が自分の買った土地じゃないのはもちろん分かっていて、でもガラクタとかゴミとかめっちゃ沢山残っていて(以前の70代の夫婦の物らしい)自分の土地でもないのに片付けるのに大変だったんだよーなんて笑ってましたわ。
で、以前のお隣さん(私達の前の家のオーナー)から自分達のこの三角形の部分を買え、買え言われたんだけど、2の土地を買う気ないのにまさかあの三角形の部分だけ買ってもね...と奥さんが鼻で笑ってて、私の主人はすぐ、ああこの夫婦と前のオーナー夫婦は合わなかったんだろうなとピンと来たそうです。まあ確かに全然違うタイプかもな~。
で、肝心のフェンスをやり直そうと思うんだけどっていう話には、もうどうぞどうぞやりなさいと(笑)
と言う訳で、あんなに憂鬱だったフェンス問題、あっけなく解決して2週間後には新しいフェンスを作りに来てくれます。
もし万が一揉めたら...もう私達も諦めようね、その代わりちゃんとあの部分も固定資産税から引いてもらおうねと話し合っていたビビリの私達夫婦。人間関係では全く揉めなかったけど、実際に青い部分を赤い部分に沿って立て直してもらうのにまさか107万円もかかるとは思いませんでした。
せめて半額の50万円くらいで出来ると思ってたんだけどなー。でもこれはやっぱりGさんや周りの友達の言うとおり、買ってすぐに何とかしておいた方がいい問題であって、107万円払う価値のある事なんだと思います。84坪だしな、新しく増えた部分に、子供達の為にいずれトムソーヤーの冒険で見たような木の小屋でも建てようかな、なんて思ってます。
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