自分の子育てを心底考えさせられた歌
2016/09/25
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今日の記事はかなり長くてちょっとダークです。もし苦手な方はスルーお願いします。
昨日何気なくNHKの海外衛星放送を見ていて、取り上げられていた歌が流れた時びくっとしました。
文月メイさんという方が歌う「ママ」という曲です。
幼児虐待がテーマで、子供を死なせてしまった母親を子供の視線から見ている歌なのですが、最初の方の歌詞、僕のことがじゃまなの、あのごみ袋と一緒に捨てるの? と言う所ですでにもうなんか号泣の私。そんな事を自分の子供に言われたらと考えただけでせつなくて胸が張り裂けそうな気持ちになりました。
子供の頃って、本当に何があってもママの事が大好きって言う気持ち、持ってますよね。ママだけじゃなく、親ってだけで無条件に愛する、すがる、頼りにする。私も子供の頃そうでした。本当に無条件で母親の事だけじゃなく、父親の事も大好きだった。本当にただ、親ってだけで。
たとえアルコール依存症でギャンブル依存症でロクに働きもしない家にお金を入れず母親を苦しめてるだけの存在でも。そして大きくなりもっと物事がわかってくるようになった頃(小学生5年生とか)、その「ただ盲目に親ってだけで大好きだった」っていう愛情はきれいさっぱり消えるんですけどね。
遊園地などの娯楽にも母親としか行った事がない、家族旅行もした事なく、日曜日にどこに行こうって約束してもいつも口約束のみで、家にいる時は酔っ払って大声出してるか、寝てるかしかしてなかった父親をとても大好きだった自分の子供の頃を何となく思い出してしまいました。
私は虐待は受けていませんが、何があってもそれでもママが大好きっていうこの歌の子供のように、「ああ、わかる、わかる、自分もあんな父親でも大好きだったもんな」って。
そして、自分の子供達の事を考えました。私も主人も子供達に手を出しませんが、たまにあまりにも見かねた時は私が鬼母になります。私達に怒られて逆切れして床や物を蹴っ飛ばしたりする上の子の太ももをピチッと叩いたり、あと、前に2回ほど下の子が怒って噛み付いてくる事があったので、その時は口元をたたいたりしました。
あとは、1年に1回あるかないかのおしり剥き出しでおしりペンペン攻撃。上の子は逆に笑い出したりするのでもう効果はありませんし、下の子にはまだ試した事はありませんが。
主人は頭を「コツン」っていうのさえ大嫌いな人なので、おしりペンペンも絶対しません。でもその方が私はいいと思います。男の人の大きい手で叩くのは絶対避けた方がいいと中学生の時色んな教師によく殴られた私は思っています←5分遅刻でビンタとかね、教師の体罰オッケーの時代ですから(笑)
話を戻しますが、たとえ体罰をしなくても、虐待をしてなくても、親に好かれたい、嫌われたくない、いい子でいて褒めてもらいたいって子供は思ってますよね、まあ人間はいくつになってもその対象が変わるだけでそういう気持ちはいつも持っているとは思いますが。
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上の子は今6歳ですが、私の目をすごく気にしているのがよくわかります。例えば、ピアノの練習も私が横に座って見ますが、キーがあやふやな時、間違えたりすると私が何か言うんじゃないかと思って楽譜より私の顔を見ます。
そういう時、「ママを見ないで楽譜を見て」っていつも言います。食べてる時に飲み物をこぼすと、私達を見てさっと自分でティッシュを取って拭くか、または自分の着てるTシャツで拭いて何とか処理しようとする時もあります。
ママ大好きっていつも言います。私も大好きだよっていつもギュッとします。私が怒って「もう知らないからね」って言うと、「じゃあママはぼくの事嫌いになったの?」って泣いて聞きます。「ママはどんな事があっても大好きだけど、やった事に対しては怒ってるよ。よくない事だからね」って言います。
今までは、上の子はマザコンだなって思ってただけでしたが、なんかこの曲を聴いて、そういう上の子を思い出して、実際に手を出す虐待をしてなくても、私は母親っていう絶対的立場と権力で上の子を威圧しすぎてるのかなって(パワハラですね)自分の行動や言動を振り返りかなり凹みました。
手を出す代わりに大声で叱る、怒鳴る、ねちねち嫌味を言う、そんな事やってたら止めなきゃ、もっと愛情を示しながら、でも悪い事は悪いって教えるような子育てはできないか、子供の将来トラウマになるような事をやってないか、自分の仕事のストレスや他のイライラした感情の矛先を子供達に向けて叱ったりしてる事はないか、なんかぐるぐる考えて、色々本当に考えさせられました。
この曲は賛否両論あるようですが、せめて私にとっては、私の子育てを振り返って考える機会を与えてくれたこの曲を知る事ができて本当によかったと思います。著作権等色々わかりませんのでリンクは張りませんが、ユーチューブで検索すると出てきますので、もし興味のある方は聞いてみて下さい。
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