自分の事大好き人間の子供を育てるには、親として何をするべきか
2016/09/25
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以前、2人目の育児休暇を終了して会社に戻りしばらくして、同僚何人かとお昼を食べていた時の事です。
女の子と男の子1人ずついる同僚が、娘が最近大きくなって、洋服や靴のサイズが一緒になったので交換したりするようになってますますショッピングが楽しくなったってすごーくうれしそうに話してたんですね。その同僚、年の離れたお兄さんが2人いて姉妹がいなかったので、長女が自分の姉妹のようで色々一緒に行動できてすごく楽しいって。
私には年の近い姉がいて、家族で海外移住してからはこの国で姉が1番の親友でした。言い換えると、姉しか友達がいなかったともいう(^^;)モールに行くのも、映画に行くのも、姉が免許を取って父の車を夜中にドライブする時も必ず私は助手席で、いっつも一緒で楽しかった。今はもうこの国を離れてしまいましたが、今でも仲良しで大好きです。だから、なんか気持ち分かるわ~って思いました。
私の他にも男の子しかいない同僚が何人かいて、みんなで「いいねー。」なんて言ってて。
そしたら彼女、私に、「ネイナンもう1人子供作りなよ。次は女の子かもしれないよ。」って言ってきたんです。他の同僚は結構子供達の年齢も大きくなってたし、私は2人目をつい最近産んだばかりだからかな。
その時、私は、「うーん、私は男の子2人でいいわ。女の子はよくわかんないし、男の子は単純だから育てやすいって言うし。」って答えたんです。そしたら、「何言ってるの、男の子は彼女出来たらもう母親なんて見向きもしなくなるのよ。結局大人になっても一緒にいてくれるのは娘なんだから」って。←これ、色んな人からしょっちゅう聞きますよ、なんでだろ。
で、私、「自分みたいな娘が生まれたらなんか嫌だから、やっぱりいいや。」って本当にぽろっとその時の気持ちを言ったんですよね。
そしたら...その同僚に思いっきり引かれました(^^;)
「えっ。ネイナン、なんでそんな事言うの?自分に似てるからかわいくて育てるのが楽しいんじゃない!自分の事好きじゃないの?」って。
私の方こそ、えーって軽くショックでした。「何、あんた自分の事好きなの?」って思わず聞き返したくらい。そしたら、「何言ってるの、自分の事大好きに決まってるじゃん。ネイナンは違うの?」って。
私、この時まで、自分の事大好きだって思ってる人間が本当にいると思わなかったんです。確かに、自信過剰な人ってどこにでもいますし、いつも鏡見てたりとか、外見を気にしてたりとか、仕事でたまにすごい高飛車な態度や話し方する人と会議で一緒になったりしても、それはどっちかと言うと外に出た時の鎧をかぶってるというか、よそ行きの顔を装ってると思ってて。本当はみんな心の中では、自分に自信がない部分を持っててそんな自分を取り繕うために攻撃的になってるんじゃないかと思ってました。
私がこの年になっても、自分の事を本当に好きだと思った事がなかったので、他の人もそういうもんなんだろうと勝手に思ってたんですよね、まさか「私自分が大好きです人間」が存在したなんて!
人間はみんな自分の事がそれほど好きじゃないから、ダイエットしたり服装に気をつかったり勉強したり金持ちになろうとしたり自分の得意分野を伸ばしてちょっとでも自分を好きになる努力をしてるんだと本気で思ってました。
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先入観で自分が好きな人間なんていない、その為にみんな努力してるんだと決め込んでた私、その同僚との会話が何気にショックで、家に帰って主人に真っ先に聞きましたよ...
「ねーあんたさ、自分の事好きなの?」
「うん、好きだよ。なかなかいけると思ってるけど」 ええーっ。
こういう事って今更友達に真顔で聞くのも恥ずかしいので、次は急いで母に電話。
「お母さんさー、自分の事って好き?」
「あらー、ネイナン何言ってるの? お母さんね、そうね、大好きよ、自分の事♪ 亡くなったおじいさんとおばあさんに、産んでくれてありがとう、こんな自分にしてくれてありがとうっていつも思ってるわよ」
なんじゃそりゃー、こんな身近にも、自分大好き人間が存在したなんて。全然知らなかった(^^;)
今まで、誰とも自分が好きか!とか熱い話をした事がなかったので...知りませんでしたよ、本当に。
私、自分の事好きじゃなかったんだ(涙)みんなそうだと思ってたけど、違ってた。
今更だけど、気づけてよかったと思いました。気づいた事で、じゃあなんで私は自分が好きじゃなかったんだろうとか色々考える事ができますし。今まではみんなそうだと思ってたからなんでとか考えた事なかったけど、このチャンスに私の内面に目を向けて、そしてこれからは、私の愛する子供達が「自分大好き人間」に育つように手助けをしなくては。
その為には何をするべきか。毎日何回も繰り返すハグとキス。「大好きだよ♪」「ママとダディの宝物だからね」の言葉。一緒に過ごす時間。沢山話して、沢山笑って、個人的には全く興味のないポケモンや戦隊シリーズの内容も一生懸命聞いてあげてそのうちだんだん詳しくなって(笑)ちなみに私、トーマス機関車のエンジン達も過去6回ほどの戦隊シリーズの皆の名前も主題歌もポケモンのキャラクター達も頭に叩き込まれてますが、どうしても覚えきれないのがドラゴンボール(^^;)
いつの間にかコンプレックスまみれで自分が好きじゃない、いつまで経っても自信のない大人になってしまわないように。自信がないならその自信を取り戻してあげられる努力を一緒にやっていけるように。沢山の笑顔で楽しい毎日を送れるように。
極端な自信過剰は駄目だけど、自分の事好きって聞いた時に、にこって笑って「うん、大好きだよ♪」って言える子達になってほしいな。主人のように(笑)
その方が、これからの長い人生絶対楽しいに決まってるから。母親として出来る事、やっていきたいです。
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